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都香の線香を、板に移し替えるところです。
徳泉堂では、手で練り押し出し機も江戸時代の道具なので、固い練りをすると壊れてしまいますので、適度に良い練り加減が大事です。
逆に柔らかったら、良いのかと思うかと思うのですが、今度、出やすいですが、線香を押し出しているときに、途中で切れて、線香の長さまで、押し出せないです。
そのよいなことで、練り加減が、線香の出来加減が決まってきます。
これは、徳泉堂の押し出し機が、年代物だからですが。
日本に一台しかない押し出し機を、現在も使い続けているのもあります。
そのかわり、個性がわかってくると、本当に良い香りの線香が、できるのがすごいです。
どのような道具でも、長く使えば使うと味がでるというぐらい、使えば込めばこめるほど、良い物ができると思います。
短かなもので、大事に使っていた物が、壊れたけど、買い替えれば安いけど、治してでも使うものがあると思います。
それでないと困ると言うものは、誰しもあるようなものだと思っていただければと思っています。