京の良き香り 徳泉堂は京都のお線香・お香・焼香・塗香等の香製品の専門店です。
伝統の製法、天然材料、本物の香へのこだわりはもちろんのこと、伝統だけにとらわれずに香を楽しむすべての人に”本物の香”を楽しんでいただくことに努めてまいります。
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プロフィール
Profile
名前 北西 恒忠
生年月日 1973年 9月 28日
出身地 京都生まれの京都育ち
仕事の内容 すべてのお香、線香、焼香を僕が作っています。

京都の町家ですべて手作りです。

天然の材料のみで作っています。

化学物質の材料は、どの材料にも
一切使っていません。

香料のみ化学物質を使っていないで
はなく、繋ぎの材料も自然のままで、
防腐剤も使っていないので、すべて
無添加になります。

徳泉堂便り

2020-03-14 22:55

線香の材料について


線香の材料について。

繋ぎの材料。

線香では、絶対に欠かすことのできない材料になります。

タブ粉と言います。

ドンな材料かと言いますと、のりみたいな感じでべたべたします。

タブの粉を入れて線香を作ります。

タブの粉を入れすぎると線香がカチカチになりすぎますし、線香が乾いてから、

線香がちゃんと燃えてくれなくなります。

逆に少なすぎると、線香にするのに、固まらなくてパラパラで線香になりません。

タブの粉は、使う量を計算して作らないと、ちゃんと燃えてくれる線香になりません。

食べ物の塩加減と似ていて加減が難しいです。

コーン型のお香を作るときのタブの粉の量は、少し間違えて多くするだけで、コーンタイプに

火をつけて焚くと少ししたら、消えてしますことがあります。

このタブの粉が多いのが原因になってしまいます。

僕もたまに失敗します。

最後まで作って燃えないとすごくショックで、いつも線香でもコーンタイプのお香でも、作り終わって

数日経って乾いて、その後、試し焚きをしてやっとホッとします。

いつでも、試し焚きをするまでが、気が休まらないです。